2011年3月18日金曜日

震災におけるソーシャルメディアとマスメディアの対立構造

3月18日の時点でソーシャルメディアとマスメディアの対立が顕著になっている

顕著なのは東電の記者会見

お世辞にも対応ができていない東電広報部のはぐらかす態度に対して
思うように情報を引き出せないマスメディアの記者の怒りが爆発
質問か恫喝か分からないようなマスメディアの記者の質問がTVの電波にのって全国に届き
これにtwitterを中心としたソーシャルメディアの住人が敏感に反応し
東電を萎縮させるな、マスメディアが横柄、記者の名前をさらせ
などマスメディアと正反対の反応を示していました。。。。
また同様のことは官房長官への対応でも同様のことが起きた

これはマスメディアが世の中に強い影響を与えるという定説を崩す格好の事例だと思います
そもそも今回の記者は一流新聞社・テレビ局の記者であり、通常は庶民の味方として
見られる「善」の存在であったとも思います
悪いのは、東電であり、政府でありそれを追求するのが社会正義である新聞・テレビの役割であり
営業的には視聴率、発行部数を伸ばすスクープである、としていたマスメディアの存在が
庶民が作るメディアであるソーシャルメディアにNO!と叩きつけられる時代になったのか?

これは良いことなのだろうか、それとも衆愚政治の始まりなのでしょうか?
マスメディアをソーシャルメディアがチェックするという新しい機能の誕生なのか、
それとも感情に任せたメディアが、時に理性的な判断をするメディアを駆逐することになっているのか?

震災報道における、この構造はソーシャルメディアの今後の発展の大きな岐路であることは間違えないと思います。。。

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