2016年3月16日水曜日

Home Sessions "ホームセッションズ" 新しい音楽シーンを創る仕掛けと仕組み

皆さんはHome SessionsというYoutubeCHをご存知でしょうか?
音楽プロデューサーのSAMがマネージメントに所属していないアーティストを応援するためにつくったYoutubeの音楽チャンネルです
驚くべきは参加アーティストの方々のクオリティ
こんなにも素晴らしい才能の持ち主の方々が、日の目を見ない環境にいるということ自体、アーティストはもちろん、我々リスナーにとっても良い音楽になかなか出会えないことを意味しますので、すごく不幸な出来事だとおもいます。
以前と違ってCDが売れない今の時代は、メガヒットが出ななくなったということはよく言われますが、様々な種類の音楽を聴く機会がなくなっているということも大きな問題です。。本当の本質は、頂点の高さの問題ではなく、裾野の狭さなのかもしれません。

そんな中Home Sessionsの主催者のSAM氏はYoutubeという新しい環境に適応した新しい試みをされています。Youtubeを通じて素晴らしアーティストを発掘・発表し、楽曲を届ける。
そのほとんどがカバー曲なのも、耳なじみの良い曲を使えば、新しいアーティストへの拒否反応も少なくなるからというマーケティング的アプローチな気もします。

なにはともあれ、まず百聞は一見に如かず。観て聴いてください



ErikaさんとSeiyaさんはHome Sessionsで初めて知ったアーティストですが、素晴らしいクオリティだと思いました。まさに今の私が聴きたい音楽です。
でもこの手の音楽って、いまのTVやラジオでなかなか聴けないですよね。インターネットをつかってこういった素晴らしい音楽が発見され、シェアされることは素晴らしいと思います。


こちらは原曲のOne OK ROCKも好きですがMelibeeさんの女性ならではの情感が原曲とは違った魅力です。




どうでしょう
こちらのクオリティの高さにも驚かれたのではないでしょうか?

もちろん演者だけではなく、素晴らしいスタジオと録音・映像技術がクオリティの高さに貢献していることはいうまでもありません。しかしこういった裏方のスタッフの方々も場数を踏むことが重要なはず。Youtubeは音楽を取り巻くスタッフの方々にもチャンスを与えているということなんだと思います。

今の時代を、”音楽が売れない時代””CDが売れない時代”と捉えるのではなく、
”CDを売らなくても良い時代”と捉えることができれば、
新しい音楽の時代がやってくるのだと思います。
もちろんCDを売らなくても、アーティストやスタッフの方々が創作活動をつづけられるという意味です。
CDを売らなくても、楽曲が普及することによって、Youtubeなどでの広告収入、ドネーション・クラウドファンディングなどの応援や寄付、そしてライブ・フェスなどの体験に対してのチケット販売など、こういったもので音楽シーンが作られるようになれば、音楽と人とのエンゲージが強い、強力な関係ができるんだと思います。
だって自分がドネーションしたアーティストへの関心は、CDを一枚買うよりも強いですもんね。

と、いまの音楽シーンいろいろ考えされられるHome Sessionsですが、楽曲はなにも考えずにリラックスしてたのしめる音楽チャンネルです。
毎週土曜日に新しい曲をだしているようなので、週末の夜良い音楽を聴きたくなったら
是非Home Sessionsへ!



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